ハンガリーとポルトガルはプスカシュ・アレーナで行われるグループFの初回試合で対戦します。今回ハンガリーはEUROやワールドカップなどを含め、初めてトーナメント試合のホスト国となりました。ホームチームのハンガリーは、ヨーロッパ王者のポルトガルと初回ラウンドで対戦するだけではなく、ドイツとフランスなど世界トップクラスのチームとも戦わなければなりません。これは現代サッカー史上、最も厳しいグループの一つになります。
試合の詳細
- ハンガリー対ポルトガル
- グループF:第1ラウンド
- 日付:2021年6月15日(中央ヨーロッパ時間) ※6月16日(日本時間)
- 開始時間:18:00(中央ヨーロッパ時間) ※午前1:00(日本時間)
- 会場:プスカシュ・アレーナ(ハンガリーのブダペスト)
ハンガリースタッツとフォームテーブル(傾向)
ハンガリーは、欧州選手権から44年ぶり、今回で史上4度目、連続2回目の出場となります。ついにEURO 2016に出場できたとき、ポルトガルと3-3で引き分けてグループリーグでなんとか1位になりましたが、ノックアウトステージではベルギーに敗れました。
監督のマルコ・ロッシのチームにとって、今回ハンガリーはグループ4位で終わり、決して楽な予選ではありませんでした。ハンガリーは、スロバキアをわずか1ポイント、ウェールズを2ポイント差で引き離し、クロアチアはグループ勝者となりました。
それでもネーションズリーグを経てプレーオフの枠をなんとかつかみ、ハンガリーは準決勝でブルガリアを3-1で下した後、2016年大会のサプライズチームのひとつであるアイスランドと対戦しました。
プスカシュ・アレーナで行われた11月12日は、ハンガリーにとって長く記憶に残る日です。0-1で負けそうだったハンガリーは、残り時間2分でロイク・ネゴ選手が同点ゴールを決め、ロスタイムの残り数秒で若手のドミニク・ソボスライがゴールを決め、2-1というスリル満点の勝利を獲得し、EURO 2020への切符を手にしました。
ハンガリーアニュース
ハンガリーチームはポーランドとPK戦で終わった3-3の試合を含めた、2勝1引き分けで2022年ワールドカップへの道がスタートしました。
RBライプツィヒ(ドイツリーグ)のディフェンダーで28歳のヴィリー・オルバン(代表戦出場20回5得点)は、チームの中でも最も優れた選手の一人として際立っています。ゴールキーパーの31歳ペテル・グラッシ(代表戦出場37回)は、ヴィリー選手と同じチームに属し、ブンデスリーガで高い評価を受けています。さらに、同じくRBライプツィヒに属し、ヨーロッパで最も有望な若手選手の一人である20歳のドミニク・ソボシュライ(代表戦出場12回3得点)が加わり、ハンガリーはこの3人のスタートリオが完成しました。
ポルトガルスタッツとフォームテーブル(傾向)
ポルトガルは、グループBでウクライナに次ぐ2位で終わり、最高の予選試合ではありませんでした。リスボンではセルビアと1-1で引き分けましたが、ウクライナと2度の対戦でトップの座を失いました。
ア・セレソン(ポルトガル)は、エスタディオ・ダ・ルスで行われたグループ開幕戦で0-0の引き分けとなり、ウクライナには2-1で敗れ、この2試合でわずか1ポイントしか獲得できませんでした。一方、ポルトガルは予選試合8戦のうち22ゴール(1試合あたり2.79得点)をあげ、確実に得点することはできています(そのうちの半分はクリスティアーノ・ロナウドが得点しました)。
ポルトガルアニュース
ポルトガルはセルビアとの2-2のスリル満点の試合を含め、3試合で7ポイントを獲得し、2022年ワールドカップへの歩みをスタートさせました。
監督のフェルナンド・サントスは、国内歴史上最高の若手世代の選手を手に入れています。ポルトガルのディフェンスは、ルベン・ディアスやジョアン・カンセロのような選手たちがいるため、大きな可能性があります。マンチェスター・シティから彼らのチームメイトである26歳のベルナルド・シウバは、2017年からレギュラーメンバーとして活躍しています。ブルーノ・フェルナンデス、ディオゴ・ジョッタ、ジョアン・フェリックスといった選手もいるため、ポルトガルの攻撃能力は十分あります。そしてもちろん、代表戦173回に素晴らしい103の得点をも獲得した36歳のスーパースター、キャプテンのクリスティアーノ・ロナウドも出場します。
ハンガリー対ポルトガル 直接対決のスタッツ
ハンガリーはポルトガルに一度も勝ったことありません。1926年以来、両チームは13度対戦し、ポルトガルは9勝4引き分けでした。直近の対戦である2018年ワールドカップの予選試合では、ア・セレソン(ポルトガル)は2試合ともハンガリーに勝利しました。
ハンガリー対ポルトガル ベッティングオッズ
Bet365でのこの試合のオッズは、ハンガリーの勝利が5.00、ポルトガルの勝利が1.65、そしてドローが3.80となっています。
ベッティングヒント – ユーロ 2020予想
EURO 2016とUEFAネイションズリーグ2019を制したポルトガルは大本命ですし、クリスティアーノ・ロナウドが36歳ということもあり、メダルをもう一つ増やそうとしています。フェルナンド・サントスには、グループリーグで対ハンガリーの試合では厳しいドローとなったため、ハンガリーとの今回の開幕戦では3ポイントを獲得しなければならないという大きなプレッシャーがあるでしょう。ポルトガルは予選試合でいくつかのチームを過小評価していたかもしれませんが、今回は大舞台ですので、ここではそういったことは起きないでしょう。簡単に言えば、ポルトガルはこの試合で勝たなければなりません。